不登校のおはなし&ランチ会 コトブキッチンin黒崎(北九州市)開催しました

2025年3月15日土曜日。
北九州市は冷たい雨の1日でしたが、
会場のコトブキッチンには11名の大人と
小さなお子さんも来てくれて、
とても賑やかでした。
コトブキッチンの
ランチプレートをいただいたあと、
ゲストのお話が始まります。
門司港の路地裏にある素敵な古民家カフェ、
cafe umi店主の寺前亜紀さん。
不登校の保護者や当事者さんが
集える場所をつくりたいと
カフェを始めたそのきっかけは
お子さんの不登校でした。
最初は「どうして行けんと?」と
質問攻めにしてしまったという亜紀さんが、
お子さんの苦しみを理解し、
受け入れていく過程を、
丁寧に話してくださいました。
今は「子どもの痛みをいっしょに味わう、
感じさせてもらってると思います」
という亜紀さん。
優しい笑顔で語る目に、
光る涙が印象的でした。
ご参加のみなさんそれぞれ、
立場や状況は違っていても
寺前さんのお話しから、
きっといろいろなことを感じ、
考えてくださったことと思います。
ご参加のみなさまの感想をご紹介しますね。
ご参加のみなさんの声
不安な気持ちをゆるめられました
寺前さんのお話を、我が子のことや親としての思いを重ねながら聞かせていただきました。現在の親子関係や寺前さん自身の生き方が、お子さんの不登校によって大きく変えられたこと、それを“ギフト”だと言われていて「本当にそうだな」と思いました。
今まで不登校の保護者さんと実際会ってお話ししたことがなかったのですが、今回初めて実際に会って、生の声を聞くことができて、自分の不安な気持ちをゆるめることができました。「1人じゃないんだ」と、とても心強く感じました。
カフェで美味しいランチをいただきながら、ほっこりしながらの温かい空間が素敵でした。
ゆるっと気持ちがラクになったらいいな
寺前さんはとっても温かい雰囲気でした。ユーモアたっぷりの寺前さんのお話を聞いていく中で、私の息子に対しての気持ち――「自分はやっぱりまだちゃんと受け入れてあげていないのではないか」という気づきがありました。
この先のことは、考えても結局は「わからない」のだから、「こうあるべき」という考え方を取っ払う。「ゆるゆる」の境地までにはまだまだですが、ゆるっと気持ちがラクになったらいいなと思いました。
今回寺前さんにお会いできたこと、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
肩肘張らずゆるくつながりを
子どもの不登校をきっかけに、寺前さんがどんどん人として深く成長していることに感動しました。大人とか子どもという立場ではなく、人と人として関わりあっているのだなぁと感じました。
また、私が勤めている小学校という場は、何かのマトリョーシカだと思いました。学校に悪意があるのではなく、学校にいる大人も何らかの被害者です。そして、その濃度が一番高いところに子どもたちがいます。
寺前さんが「ゆるくつながる」というのは、そのマトリョーシカの構造を変える大切な一歩なのだと思います。
私も、最前線で肩肘張らずゆるくつながりを作っていきます。
(シノさん)
ご参加いただきましたみなさま、
本当にありがとうございました!
こうしたランチ&おはなし会は、
関東・関西・北九州などで
今後も企画したいと思います。
ぜひお話ししましょう!
金子(A)
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