まず私が楽しもう! 春の平尾台 「山伏古道ツアー」に参加しました

『雲の向こうはいつも青空』Vol.7が
完成してホッとしたところで、前から
「これは行きたい!」と思っていた
とある1日ツアーに、
念願叶って参加してきました。

その名も、「平尾台×等覚寺
1000年の歴史を感じる山伏古道ツアー」

かなり金子(A)の個人的な趣味に寄った
レポートになりますが、ご興味ある方は
ぜひ、最後までお付き合いください!

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「その昔、平尾台と等覚寺は山伏の修行の場でした。1000年の歴史を感じながら、古の山伏の足跡を辿ります。」
(「地球のかけら平尾台」公式HPより)

北九州市を中心に広がる大自然、
国の天然記念物でもあるカルスト台地、
平尾台(ひらおだい)。

北九州市で生まれ育った私にとって、
平尾台は小学校の遠足で行く身近な観光地
というイメージでした。

そこが山伏の修行の場だったとは驚きです。

「これは行かねば!」

ということで、福岡県直方市での
井野口さやさんのラジオ番組出演に合わせて
このツアーも予定に入れていたわけです。

私は前から「山伏」に惹かれるものがあって、
それは、息子の忍者好きに付き合って
伊賀・甲賀をめぐる旅をしたことに
始まっているのですが、
語り出すと長くなるので、
それはまた別の機会に。

石灰岩の台地

石灰岩のかけらを手に取ると、簡単に割れて
中にきれいな白い結晶が見えました。

地中の熱によって熱変成を受け再結晶化した
石灰岩=大理石ということ、
ご存知でしたか?

平尾台で採掘された大理石は
国会議事堂の「御休所」の暖炉の壁にも
使われているそうですよ。

1ヶ月前の野焼きのあとの土から、
春の草花が元気よく芽吹いていました。
珍しい野の花。かわいいです。
日本たんぽぽ

一人静(ひとりしずか)

こんな断崖絶壁も!

「鬼の唐手岩」とよばれています。
てっぺんから下を見ると、
足が子鹿のように震えます~

国の天然記念物「青龍窟」

全長約3km、平尾台最大規模の鍾乳洞で、
ナウマンゾウの頭蓋骨化石が
出土しているそうです。

普智山等覚寺の奥の院として修験道の
修行場になっていた歴史があります。

豊玉姫の伝説などが伝わる青龍窟の
洞口ホールには、豊玉姫を祀る祭壇が。

洞窟全体が聖域となっていますが、
中に入ることができます。

中はすごく広い空間が
広がっていてびっくりしました。

洞窟探検もできるみたいです。

さらに歩いて「白山多賀神社」へ

毎年4月の第3日曜日に千年以上前から続く
修験道のお祭り「等覚寺の松会」が
有名だそうですが、
今年もコロナでお祭り自体は中止だそうで、
残念ですね。

いよいよ山伏古道へ

お参りした後は、いよいよ
山伏古道に入っていきます。

イノシシが竹の子を食べた跡がありました。
今にもでっかいイノシシが
走り出て来そうな雰囲気。

この道を山伏が歩いていたのかと想像すると、
ワクワクします。

山道を下りきったところに
集落が見えてきました。

「等覚寺」はこの地域の地名です。
前方には行橋の市街地が見えます。
街からちょっと離れたところに
こんな素敵な里山があるんですね。

天空カフェで山伏弁当

地域の方が運営している
「天空カフェ」で休憩です。

棚田に菜の花と桜が咲きほこる
夢のような風景を眺めながら、
特製「山伏弁当」をいただきます。

開いて「わあっ」と声が出ました。
きれいな春のお弁当。かわいらしいです。

等覚寺の棚田で採れたお米で握った
3種のおむすびと、山菜がメインのおかず。
とても美味しいです!

復路は別ルートで

食後はコーヒーをいただいてホッと一息。
復路は別ルートで
また平尾台を登っていきます。

この辺りはお遍路もあったそうです。
知らなかった…。

今年の野焼きの後に見つかったという道標。
道を示す「指」のまるっこいかんじが
味があっていいですね。

「へんろ」
「遠賀郡」と書いてあるようです。

無事全行程を完走

普段あまり運動もせず、
最近は歩き回ることも少なかった私は
最後まで歩き通せるか少し不安でしたが、
無事、全行程を完走(完歩?)しました!

9キロ7時間のツアー。
約2万歩いてました。
頑張った自分をほめたい。

平尾台の雄大な景色を眺めながら、
石や草花に触れ、
山伏古道を歩き、
美味しいお弁当を味わう。

平尾台を形作ってきた、
何万年にも遡る地球規模の歴史と
山伏やお遍路につながる土地の歴史。

平尾台の奥深い魅力を充分に体感できた、
大満足の1日でした。

この日1日、ガイドをしてくださった
平尾台生まれ、平尾台育ちの西中さん。
奥さまと二人で、平尾台の魅力を伝える
エコツアーやイベント企画など、
さまざまな活動をされています。

地球のかけら平尾台
https://www.pieceofearthhiraodai.com

平尾台愛に満ち溢れた西中さんが、
ご夫婦で活動していらっしゃること、
奥さまのお名前が、
あかねさんということにも
ひそかに親近感がわいております。

西中さん、1日本当に
ありがとうございました。

平尾台でのなにかを構想中

川崎の自宅に戻ってきても、
毎日平尾台のことを思い出しては
ニコニコしてしまう私。

自分の大好きなことをして、
自分を楽しませる、幸せにすることって
とてもとても、大事なことだなあと
しみじみ思います。

今年の秋あたり、
平尾台でなにかできないかなあと、
構想中なのですが、
具体的になりましたら、
またお知らせしますね。

ではでは。

金子(A)

 

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