セミナーレポート『不登校に悩んだ夫婦が今、不登校支援をして思うこと』

「吸うだけで、吐けない感覚」

息子さんの不登校に
悩んでいたころの気持ちを、
ちずさんはそう振り返りました。

そしてこちらに準備がない状態で
入ってくる「アドバイス」も、
自分を否定される感覚があって
苦しかった、とも。

一方、夫のまつぼんさんは、
親の会や不登校講座に出かけるたびに、
キラキラと目を輝かせて
帰ってくるちずさんを
「不思議だなあ」
と思いながら見ていました。
不登校の話なのに、
どうしてそんなに楽しそうなのか、と。

ご自身も息子さんが不登校のころは
長期単身赴任中で、
仕事が辛い状態にあったまつぼんさん。

最初は不登校を受け入れられなかった二人が
親の会や不登校講座に参加をして
自分たちの価値観に向き合い、
ご夫婦で不登校支援をするようになるまでを
うかがいながら、参加者のみなさんと
語り合った二時間でした。

セミナー後のアンケートに寄せられた
みなさまの声を、ここにご紹ご介します。

どんなことで悩んでいましたか?

不登校の息子にしている自分の対応に、不安になってしまうこと、心が揺れてしまうことがあった。また夫婦間の不登校に対する考え方の違い。
(ハムハサさん)

焦らないと決めた心が時折ざわつくので、解消の仕方がわからず悩んでいました。
(ちほさん)

何が決め手で申し込みましたか?

ちずさんが開いてくださっている「陽だまりカフェ」に定期的に行かせてもらっております。ちずさん自身が不登校の子を持つお母さんと知ってはいたものの、陽だまりカフェでは私たちの話しを聞いてくださり、ちずさんの経験談をお聞きしたことがなかったので、お聞きしたいな……と思い申し込みました。
(sekoさん)

不登校だったお子さんがいる親御さんの話が聞けるため。
(モリさん)

当事者の率直な話が聞ける、しかもご夫婦で。
(よしさん)

どんな気づきや学びがありましたか?

会社など外の世界で多くの時間を過ごす男性にとって、学校は社会生活の予行演習の場所としてのイメージが強いこと。ご夫婦のお二人、お子さん、それぞれにお互いに焦りの気持ちがあり、すれ違ってしまうこと。
(棚橋正知さん)

ついついアドバイスをしてしまいたくなりますが、アドバイスはいらない。
(から揚げさん)

今の息子への対応でいいんだと感じられたこと。親の自分が楽しむことも大事であること。夫であるまつぼんさんの心境の変化を知れて、自分の主人も振り返れば少しずつ変わってきたなと冷静になって感じられたこと――などなどいっぱいありました
(ハムハサさん)

・ちずさんがいろいろ学ぶうちに、ご自身にも問題があると気づかれたこと。そして、まず自分が満たされることが必要と感じられたこと――。びーんずネットの「まず親が幸せになること」と通じていると感じました。
とても大切な、不登校の真髄なのだろうと感じました。
・癒されたいときと、学びたいときがあること。
・まつぼんさんが、息子さんの働く姿を見て、「この子は大丈夫だと腹の底から思えた」という言葉が印象的でした。
家庭の外での息子さんの姿を見る機会が良かったのでしょうか。思い切ってカフェを作り、息子さんに働く機会を作られた行動力に感服します。その前から息子さんを信じておられたからこそでしょうか。
「息子は大丈夫」――そう自分にも主人にも言い聞かせています。「大丈夫、大丈夫、絶対大丈夫」と唱え続けています。ときには、強がりみたいだな、と心が揺れる時もあります。セミナーに参加したり、不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を読み進めて、学んでいきたいと思います。
・ご夫婦の再会のエピソードは鳥肌が立ちました。必然的なめぐりあいは本当にあるのですね。
(ふくまるさん)

相手がただただ聴いてほしいのか、知識を得たいのか見極めて対応する、脅しや強制より好意的に見守る、母が楽しむ、「アドバイス」はときとして相手に“失敗家族”と思わせてしまうことがあることも。
(よしさん)

親の会や長阿彌先生の講座にご夫妻で参加されたことで同じ方向を向かれている、松本さんご夫妻がとても羨ましかったです。
我が家の場合、親の会などに誘っても良い返事がありません。
子ども本人が私に話したことを、主人が娘に「お母さんから聞いたけど……」と話をしてしまうので、せっかく出来かけていた娘と私の関係まで悪くなってしまい、邪魔ばかりされる印象です。
夫婦としての信頼感もなくなり、がっかりすることが増えました。
経済的に自分が自立していたら、一緒にいる理由がないかもしれないほど。
今回、教えていただいた長阿彌先生の講座の録画視聴について問い合わせていますが、それを一緒に視聴することを主人に提案して、今回は視聴する方向で話が進んでいます。これが私どもの良い学びになると良いなと期待しています。
(フランス@長野さん)

ある意味窮地だったちずさんが、疲弊したときに「自分の時間を持とう」と切り替えた選択は、子育てしていくからこその親心の芽生えなのだろうなと感心した。
(チャコさん)

どんな人におすすめしたいセミナーでしたか?

不登校のお子さんがいて悩まれている方、夫婦で不登校に対して意見の食い違いがあり悩まれている方。
あと、不登校のお子さんをもつ親御さんと誰ともつながっておられない方。
(ハムハサさん)

不登校の子を持つ親だけではなく、子どもと関わる仕事をされている方や、おじいちゃんおばあちゃんにも是非参加してもらいたいです。
(sekoさん)

セミナーに参加されたみなさん、そして
後日視聴でご覧いただいたみなさん、
本当にありがとうございました。
みなさまからの率直なご感想・ご意見が
私たちにとって大きな励みになります。

重ねまして、熱心にご参加いただきました
みなさまに、心から感謝いたします。
ありがとうございました!

金子(A)

 

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「とりあえずビール。」で、不登校を解決する

「お父さんが不登校を許してくれない」「夫を説得するためには、どうすればいいんでしょう?」――著者の蓑田さんが不登校の親の会やセミナーで出会ったお母さんからの切実な声を受けて書かれたのがこの本です。

「お父さんに向けた、お父さんのための、お父さんが書いた不登校の本」は、おそらく本書が初めてではないでしょうか。

読み進めるうちにタイトルに込められた意味に深く納得いただけることと思います。

「はい、これ、読んでみて」とお父さんに手渡すだけで効果のあるものにしたいと意識して書いた、という蓑田さん。お父さんの気持ちになって、どのように父親は不登校のことを考え、対処していけばいいかということに的を絞り、ロジカルに、丁寧に、そして蓑田さんならではの優しい言葉で書かれているのが本書の特徴です。

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