セミナーレポート「小中9年間不登校だった私が考えていたこと」
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こんにちは!
先週土曜日1月16日にセミナー
「小中9年間不登校だった私が考えていたこと」
をオンラインで開催しました。
朝ごはん・朝時間を軸に、
さまざまな表現方法で
アート作品を産み出しながら、
ダンスを通じてご自身の不登校経験を伝える
活動も続けているasamicroこと
松井麻実さんをゲストにお迎えしました。
ミッションを課せられる感覚
小学校に入学してすぐ
学校に行かなくなった麻実さん。
周囲の大人たちの顔と態度が
どんどん変わっていく中で
「私はとんでもないことをしてしまった」
という罪悪感を感じて、
「学校に行かない」から
「もう行けない」に
なっていったと振り返ります。
そして色んな大人たちが
入れ替わり立ち替わり、
自分の目の前に登場してくる。
そして何とか学校に戻そうとする。
それは自分にとってまるで
「ミッションを課せられているようだった」
と麻実さんは言います。
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松井麻実さん
大人は何を言ったらいいのか、
子どもに何を言っちゃいけないかばかりを
考えるのではなく、
大人が鼻歌を歌いながら
幸せそうにしていること、
周囲がリラックスして安定している
空気を子どもの周りに
つくることが大事だと思う――。
麻実さんの実体験からの
生の言葉のひとつ一つが胸に
深く深く響いてきた2時間でした。
そしてセミナーの終わりには
麻実さんへのインタビューが掲載された
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』Vol.4の
プレゼントじゃんけん大会も!
熱心にご参加いただきました皆様に、
心から感謝いたします。
ご参加いただいた方からの声
最後にみなさまからいただいた感想を
ご紹介します。
当日の様子や雰囲気、また今後
びーんずネットのセミナーへの
参加を検討される方のご参考に
なれば幸いです!
どのような目的で参加しましたか?
インタビュー集を読んで、松井麻実さんのお話を更にうかがってみたかったから(まゆさん)
わが子が生きづらさを感じていた義務教育時代にフォーカスしている自分がいます。
これが楽しい!これをしたい!というものを見つけられた体験を聴いてみたいと思いましたので参加させて頂きました(Sさん)
一言で言うとどんなセミナーでしたか?
子どもはきっかけがあれば自分の道を見つけることができると、見通しを待つことができたセミナーでした(T・Tさん)
感じてよ!気づきなさいよ!何でわからないのよ!当たり前でしょう。常識でしょ。こんなメッセージを与える空気の暴力に気を付けようと感じるセミナーでした(takakoさん)
どんな学びや気づきがありましたか?
大人からの、「言わない」圧力に、子どもは思った以上に色々と想像してしまうこと。大人の無言の圧力で、子どもは十分傷ついていると分かり、良いことも悪いことも、気持ちは言葉で伝え合おうと思えました。
周囲の大人が安定してリラックスしていると、子どもは安心して「これしてみよう!」と思える。外部の空気を入れる土台づくりができれば、不登校当事者は動き始める。
フリースクールで「できる!」ことよりも、不登校やフリースクールとは全然関係ない場で評価が得られることが自信に繋がるというお話は、とても示唆に富んでいました(セロリさん)
ミッションという言葉に、子どもって本当にいろいろ考えてよくみていると思いました。
ちゃんとしなくちゃ、と思っていた時は内心気持ちがきつかったことも思い出されました(ササ子さん)
周囲の安定、空気感、大切ですね。リラックスした中から進めるようになる。
特にお母さんがご機嫌でいるって、それだけで周りに貢献していることになるのですね。
何かをさせようとしたり、誰か(大人)に会わせようとしたりは何かを課せられてしまうように感じだりやらなくてはいけないミッションに感じたりするのですね。
それでも外部とのつながりの土台作りは大切とのこと。外部の土台作りが私も課題になりました(かずみさん)
支援ミッションをかけてくる大人達の中で生きてきた子どもの気持ち。警戒心なく遊べる友達やただそこにいてくれ大人の存在の力。ナチュラルで安定した親でいること――麻実さんのお話から様々な気づきをいただけました(まゆさん)
義務教育以外の選択肢があることが普通の世の中になってほしいと思いましたし、松井さんのように何か(ダンス)したいことを見つけられたのは、社会で生きていく励みや目標となり応援したいと思いました(Sさん)
どのような方に参加をお勧めしたいセミナーでしたか?
今まさに不登校という状態に未来を見いだせず、お先真っ暗だと感じている方に勧めたいです(美空さん)
「うちの家族には何の問題もない、この子だけがおかしい」と思い込んでいる親御さん。
松井さんがお母様から感じていたことは、精神科医の吉田脩二氏が『人はなぜ心を病むか』(高文研)に書いている事例にそっくりでした(ヒュースタのまる)
お家にこもっている本人にも見てもらいたかったな(かずみさん)
オンライン配信についてはいかがでしたか?
素晴らしいと思います。田舎ではなかなか思うようなセミナーがないので。主催者側は大変でしょうが、感謝しています(どんぐり賢人さん)
特に問題はなくとても良い時間でした(ササ子さん)
離れた地域の方とも話をできるのは凄いことだなと思いました(takakoさん)
zoom参加が不慣れなこととコミュニケーション取るまで心の準備ができず受け身でしたが、松井さんの明るさに救われました。
ありがとうございました(Sさん)
ご参加の皆さん、そして麻実さん、
本当にありがとうございました!
2月のasamicro主催「egg life」の
旗揚げ公演に向けて今、
大忙しだという麻実さん。
今後のご活躍がほんとうに楽しみです!
イベントはライブ配信されるそうなので、
HPなどでぜひチェックしてみてください。
asamicro
https://www.asamicrodance.com/
びーんずネットの次回セミナー日時は
未定ですが決まり次第、お知らせしますね。
皆さんとまたお会いできることを
楽しみにしています。
金子(A)
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不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.10
学校に行かなくてほんとうに大丈夫なの?
もちろん、そこに正解なんてありません。
世の中の多くのものごとと同じように。
でも、
いろんな例を見聞きし、知ることができれば、
不安を和らげるのに役立つのではないか。
そんな思いから
自らも息子の不登校を体験した親である
びーんずネットの二人が、不登校をテーマに
インタビュー事例集を作成しました。
不登校・ひきこもりを経験した人。
その保護者。
子どもたちに寄り添う人。
そして自分の学びを実践した人。
そんな七人七色の「雲と青空」を、
丹念に取材してまとめました。
雲を抜けた先には、
いつも青空が広がっている――。
ぜひ、ページを繰って、
あなた自身でそれを確かめてみてください。