セミナーレポート|発達障がいの子どもとのコミュニケーション
こんにちは!
昨日、今日と
「暑さ、半端ないって〜!!」
と叫びたくなる金子(A)です。
先週の土曜日、びーんずネット
第2回目のセミナーを開催しました。
テーマは「発達障がいの
子どもとのコミュニケーション」。
ゲストの松本純さん、
ご来場いただきました皆さん、
本当にありがとうございました。
発達障がい・グレーゾーンの家族や、
職場の同僚とのコミュニケーションについて、
松本さんの息子さんとのエピソードを交えた、
温かでユーモアあふれるお話と、
ご参加いただいた皆さんそれぞれの
お立場からの率直な声、
貴重なお話を伺いながら、
たくさんの気づきをいただいた2時間でした。
薔薇タイプ、小料理屋のママさん
ご参加いただいた方のアンケートで
みなさんから印象に残ったと
コメントをいただいたのが
「ひまわりタイプ・薔薇タイプ」
「小料理屋のママさん!」
え?
なんの話?
って感じですよね。笑
ご参加できなかった方のために解説します。
子どもにもそれぞれ個性があります。
あまり手をかけなくても
茎も太く、太陽に向かって
自らぐんぐん伸び、花を咲かせていく
ひまわりタイプの子どももいれば、
水や肥料を与えすぎれば枯れてしまうし、
虫もつきやすかったりする
繊細な薔薇タイプの子どももいます。
どちらが良いという話でなく、
それぞれの子どもの個性だということを
認識・理解して育てることが
大切というお話です。
「小料理屋のママさん」は
夫にイライラしてしまうときに
思い出してみるといいひとつの考え方です。
なぜ世の男性たちは、
家で妻にではなく、
小料理屋のママさんに愚痴を言うのか?
それはママが男性たちの愚痴を
一切否定せずに、親業でいうところの
「能動的な聞き方」で聞いてくれるから。
「色々あってさ、もうやってらんないよ〜。
会社辞めちまおうかな」
と言われたときに、
「ちょっと待って!
これから子どもの進学が控えてるのよ!
そんな自分勝手なこと言わないでよ!!」
とママさん絶対に言いません。
「そっか。会社で色々と大変なのね」
とそのまま受け止めます。
そうすると、
「そーなんだよ〜。ほんと、大変だよ」
と次の一言が
言いやすくなるんですよね。
ママさんにははっきり言って、
関係ない話だからなんですが…笑
夫の話を聞けないときは
例えばママさんになってみると
意外にうまくいくことも
ありますよというお話です。
こんなユーモア溢れるお話が
どんどん飛び出す、
パワフルで楽しい松本さんですが、
発達障がいの息子さんとの関係では
家庭崩壊の寸前まで悩まれたとのこと。
それを乗り越えてこられたからこそ、
今の松本さんの明るさが一段と
輝いていらっしゃるのだと思いました。
この小さなセミナーの魅力は
第一回のセミナーでも、
そして今回も思ったことですが、
ご参加いただくみなさんが、
安心してご自身の思いを話すことができる
あたたかな場を作ってくださっていることが、
この小さなセミナーの、
いちばんの魅力だと感じています。
そこから、私自身が力をいただいています。
今回も熱心にご参加くださったみなさまに、
心から感謝いたします。
またノクチカで
みなさまとお目にかかれることを、
楽しみにしています。
金子(A)
みなさんからいただいた”学びと気づき”のご紹介
事務局の金子(J)です。
土曜日はご来場ありがとうございました。
みなさんからいただいたお声を一部、
ご紹介します。
Q 一言で言うとどんなセミナーでしたか?
『雰囲気がとても良かったです。立派なことを言わなくてもいい雰囲気で、だからと言って暗くもない感じがちょうど良かったです(M.N.さん)』
『心がやわらかくなるセミナーでした(T.S.さん)』
『上手くいったりいかなかったりの毎日に「気づき」をくれたセミナーでした(S.S.さん)』
『同じように悩んでいる人が多いと思いました。大変参考になりました。(松本さんは)苦労なさったのに、それをバネにして輝いていて、すてきでした(Y.M.さん)』
『何でも話せる場(T.M.さん)』
Q どんな学びや気づきがありましたか?
『小料理屋さんのママさん」シリーズ → 実践してみます(S.S.さん)』
『バラタイプは非受容を生み出しやすいのが世話する能力の障害になっていることが分かった。とても大きい気づきがあった。自分の幸せを大切にしようと思った。子どものためにも(M.Mさん)』
『発達障害の方に限らず、お互いの気持ちを伝えて通わせることが大切だと、あらためて実感しました(T.S.さん)』
『男性の参加者や、職場の方とのコミュニケーションに悩んでいる方から、具体的な関わり方のお話をうかがえて参考になりました(M.S.さん)』
『能動的なコミュニケーションの方法が、とても勉強になった(I.K.さん)』
『たくさん気づきと学びがありました。家に帰って消化したいと思います(M.N.さん)』
Q どのような方に参加をお勧めしたいセミナーでしたか?
『悩んでる方、辛い方が”吐き出せる”時間だったので、抱えてる”何か”がある方には参加して欲しいです(O.J.さん)』
『うちだけ違う…というような孤立を感じている方、子育てに困難を感じている方(M.M.さん)』
『子育てしているパパ・ママに(S.S.さん)』
『横のつながり、お母さん同士のつながりができる場なので、ひとりで悩んでいるお母さんにお勧めしたい(T.M.さん)』
『現状を変えたいと思っている方には、具体的なヒントになるセミナーと思います(M.S.さん)』
セミナーの終了間際、
偶然ノクチカにいらした
デザイナーの村瀬成人さん。
村瀬さんが実行委員をつとめていらっしゃる
「KAWASAKI IRO WAKKA」
について、飛び入りでご説明いただき、
参加者のみなさんにも色輪っかに
願いを書いていただきました。
書いていただいた色輪っかは
びーんずネットで仕上げて
会場にお届けしますね。
「KAWASAKI IRO WAKKA」
の詳細はこちらから。
次回予定は9月15日(土)
次回セミナーのテーマは
『ありのままの僕でいい
—学校をやめた僕が、
いま画家として伝えたいこと—』。
ゲストに
小学校5年生で不登校になり、
学校へ通うことなく、
独学で絵を描かれるようになった
大村竜夫さんをお招きします。
皆さんとまたお会いできることを
楽しみにしています。
金子(J)
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不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.10
学校に行かなくてほんとうに大丈夫なの?
もちろん、そこに正解なんてありません。
世の中の多くのものごとと同じように。
でも、
いろんな例を見聞きし、知ることができれば、
不安を和らげるのに役立つのではないか。
そんな思いから
自らも息子の不登校を体験した親である
びーんずネットの二人が、不登校をテーマに
インタビュー事例集を作成しました。
不登校・ひきこもりを経験した人。
その保護者。
子どもたちに寄り添う人。
そして自分の学びを実践した人。
そんな七人七色の「雲と青空」を、
丹念に取材してまとめました。
雲を抜けた先には、
いつも青空が広がっている――。
ぜひ、ページを繰って、
あなた自身でそれを確かめてみてください。