インタビューしました!雲の向こうはいつも青空Vol.9 石川龍樹さん

不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』Vol.9の
取材を進めています。

今回お話をうかがったのは、
愛知県豊田市のしもやま高原で、
開園以来一度も農薬を使用していない
有機栽培のお茶作りに
ご家族で取り組まれている、
オーガニック茶農家の石川龍樹さんです。

祖父の代からのお茶農園を守りながら、
豊田のお茶を日本に、
そして世界に知ってもらいたいと
海外へのPR、輸出なども
積極的に進めている石川さん。
大学時代にプロテストに合格した、
元プロボクサーという経歴もお持ちです。

お茶づくりに関わるつもりは、
実はまったくなかったという石川さんは、
子どもの頃、雨が降ると学校まで
軽トラで迎えに来る母親の姿が恥ずかしく、
「お茶農家だけは絶対やりたくない」
と思っていたと言います。

小学校6年間は、皆勤賞だった石川さん。
ところが中学生になってから、
ある日何かが切れたように
学校に行かなくなってしまいます。

学校に行きたくないから遅刻早退を繰り返し
家でも学校でも怒れらる。
怒られるから学校にも家にも居づらくなり
石川さんは徐々に
居場所をなくしていきました。

高校には行こうと、厳しいことで有名な
他県の全寮制の高校に進学しますが、
カゴの鳥のような息苦しい生活が
まったく肌に合わず、3ヶ月で
脱走するようにして退学します。

翌年、入り直した高校で
友人に誘われたことがきっかけで
出会ったボクシング。
大学時代にはプロテストに合格し、
プロボクサーの道を進もうと
卒業後も就職はせず、アルバイトと
ボクシングを続ける日々を過ごします。

そんな中、実家のお茶農園の仕事を
「なんとなく」手伝う機会がありました。
畑仕事、製茶工場から販売までーー
自分がすべての工程に携わったお茶が、
お客様に「美味しい」と言ってもらえた。
そのことに、石川さんは
大きなやりがいを見出します。

「入り直した高校も、
ボクシングとの出会いも、
お茶作りも全部、なんとなく
気が向いたからやってみただけ。
どこで何が見つかるかはわからない。

軽い気持ちで一歩を踏み出すのも悪くない。
それを一番言いたいんです」

そのことを、ぜひ若い世代に伝えたいと
地域の小中学校の出張授業や大学でも、
ご自身の経験を話す活動を続けています。

石川さんとお子さんも一緒に
お茶畑で記念写真。

こんどはぜひ、しもやま高原の
お茶畑にもうかがいたいです!
石川さん、本当にありがとうございました。

石川さんがご家族でつくられているお茶は
有機栽培への取り組み、
海外輸出の実績などが評価され、令和初の
日本農業賞大賞を受賞したそうですよ!

いしかわ製茶
https://ishicha.boo-log.com

雲の向こうはいつも青空Vol.9は
今年6月の発行を目指して、
インタビューを進めていきます。
順次取材レポートを掲載していきますね。

どうぞお楽しみに!

金子(A)

 

ブログランキングに登録しています。
応援いただけたら嬉しいです。クリックお願いします。

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ

 

7年間の不登校から15歳で飛び込んだ社会は、思っていたよりあたたかかった

実際に社会に飛び込んでみて思ったこと。

夢を追いかける中で、不登校時代のトラウマと向き合う決心をしたこと。

不登校支援団体のボランティアスタッフとして、不登校の当事者・保護者の方々とのたくさんの出会いを通じて感じたこと――。

美空さんがこれまでご自身のラジオアプリで語ってきた内容を今回、不登校を軸にして一冊の本にまとめました。

読み終わったときにはきっと、安心と希望を感じられる、そんな一冊になると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA