インタビューしました!雲の向こうはいつも青空Vol.8 福井千遥さん
今年9月発行予定の
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』Vol.8。
今回お話をうかがったのは、
「生きる希望」へ繋ぐWebマガジン
「言葉の発信地ヒカリテラス」
代表の福井千遥さんです。
千遥さんは現在、大学4年生。
高校3年生のときに、
ヒカリテラスを立ち上げました。
メンバーはそれぞれが
生きづらさと向き合った当事者。
自分自身のリアルなことばで記事を書き、
様々な「生きづらさ」への共感と
理解を広げるために活動しています。
「生きづらさ」は千遥さん自身が
長年抱えてきたテーマでもありました。
いじめ、そして不登校。
小学生のころから感じてきた
学校や周囲の人たちへの不信感。
高校受験では志望校に合格して
心機一転、新しい生活を目指しますが、
ある日突然、声が出なくなってしまいます。
それからは部屋にバリケードを
築いてひきこもる日々。
「死にたい」「消えたい」
という思いを抱えながらも、
ずっと自分の中を探し続けていた千遥さんの
転機は「書くこと」によって訪れます。
ブログに綴った自分の文章に
初めて共感してもらえた喜び。
同情されるでも、引かれるでもなく
そのままを受け止めてもらえたことが
自信につながった千遥さんは、
高校2年のときに、おもいきって
ライターの仕事に挑戦したことから少しずつ
将来への不安が和らいでいったと言います。
「自分の経験が誰かの希望になれば」
不登校や生きづらさを支援する団体の
プロジェクトにも積極的に関わる中で、
たくさんの人との出会いやつながりが
生まれていった千遥さん。
5年目を迎え、試行錯誤しながらも
大切に育ててきたヒカリテラスで
言葉を介して繋がるあたたかな居場所を、
仲間とともに丁寧につくり続けています。
Webマガジン
「言葉の発信地ヒカリテラス」
のサイトはこちらから。
ぜひお読みください!
https://hikari-terrace.space/
最後に、大宮の氷川神社の参道で
記念撮影をしました。
老舗のおせんべい屋さんにも
千遥さんとご一緒できて、
嬉しかったです。
千遥さん、長時間ご協力いただき、
本当にありがとうございました。
『雲の向こうはいつも青空』
Vol.8はこれで予定していた
すべてのインタビューを終えました。
今年9月の発行をめざして、
これから地道に書き起こしや
編集作業をがんばります。
どうぞ完成を楽しみにしていてくださいね。
金子(A)
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おはなしワクチン蓑田さんの書き下ろし小説『繭の城』
不登校・ひきこもりを題材にしたある家族の物語で、小説の形で描かれています。
固く閉ざされた少年の心のドアをそっとノックしてきた「ある人」。
彼女をめぐって静かに大きく進んでいく、家族の成長と再生の物語です。