不登校が私のすべてではない
びーんずネットが発行している
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。
ご登場いただいているのは
不登校・ひきこもりを経験した人、
その保護者、子ども達に寄り添う人、
そして独自の学びを実践した人。
7人7色の雲と青空の物語を
冊子にしてお届けしています。
今回は不登校テーマ映画
『円(まどか)~CHANGE my life~』
プロデューサーの風芽美空さんの
インタビューの中から
印象的な言葉をご紹介します。
不登校が私のすべてではない
映画『円(まどか)~CHANGE my life~』プロデューサー 風芽美空
小学校三年生で不登校になって以降七年間、義務教育の期間、ほぼ学校に行くことなく十五歳で社会に出た美空さん。
「中卒をハンディと感じたことがない」
と明るく話す彼女は、「不登校をテーマにした映画を作りたい」と映画サークルを立ち上げ、プロデューサーとして映画『円(まどか)~CHANGE my life~』の製作をまとめあげます。
ドラえもんのように押入れに「住んでいた」不登校時代のこと、そして映画製作にかけた思いをうかがいました。
●わずかばかりの運の悪さを……P.6
●押入れに住んでいた不登校の7年間……P.8
●15歳で和食屋さんに就職……P.9
●お金は「応援する気持ち」だと気づいた……P.10
美空さんの言葉から
でもだからといって、不幸とかそういうわけでもなくて、大きなピンチがあったからこそ、生きることのありがたさとか、わかってくれる人の貴重さとか、感謝の心とか……本当の意味で理解できる瞬間があるような気がするんですよね。
たとえ不登校だったとしても、不登校が自分のすべてではないですよね。一部なだけなんで。全部と比べたら、わずかしかなくって。
ついつい未来に対してネガティブになってしまいますけど、でも未来はまだできてないので。
大人に話したところで、私が納得できるような何かがあるとは思えないし。学校に戻す以外の解決なんて、きっとないんだろうと思ったので。
学校に行かないことを「解決したい人」ばっかりで、「私をわかろうとしてくれる人」はいなかったという気はします。
大人は冷たい、社会は冷たいと、それまで私自身どこかでそう思っていました。
でも実際に会って話してみると、こんなにも応援してくれる人がいるんだって。それを目の当たりにすることで、「大丈夫だ」って思えたり、「頑張ろう」って思えたり。それって社会のつながりのひとつというか、生きていくための安心材料になるというか。
なんか一直線につながった気がして。
自分の生きてきた人生とか、経歴とか、これで良かったんだと。本当にそう思います。
・・・・・・・・・
いかがでしたでしょうか?
ほとんどが映画製作とは無縁の
不登校生、不登校経験者、その保護者と
支援者を、美空さんがプロデューサーとして
束ねて作った不登校テーマ映画
『円(まどか)~CHANGE my life~』。
今週末12月22日(日)、
上映とトークの会を開催します。
残席まだあります!
あなたも美空さんとの
トークの輪に加わりませんか?
お申込はこちらから↓
https://www.facebook.com/events/1700964260035511/
美空さんのインタビューが収録された
『雲の向こうはいつも青空』Vol.1のお求めはこちらから↓
https://beans-n.com/lp/behind-the-clouds-vol1/
金子(A)
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おはなしワクチン蓑田さんの書き下ろし小説『繭の城』
不登校・ひきこもりを題材にしたある家族の物語で、小説の形で描かれています。
固く閉ざされた少年の心のドアをそっとノックしてきた「ある人」。
彼女をめぐって静かに大きく進んでいく、家族の成長と再生の物語です。