インタビューしました!雲の向こうはいつも青空Vol.10 長阿彌幹生さん
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。
今年6月発行予定の、
Vol.10の取材を進めています。
今回お話をうかがったのは教育文化研究所
代表の長阿彌幹生さんです。
家庭や学校、職場、地域の中に
対立や反目の無い、心豊かな
”なかよし社会”つくりを目指し、
活動していらっしゃる長阿彌さん。
40代までは猛烈に忙しい
大手流通業業の会社員でした。
年間数十億円の商品を
バイヤーとして取り扱う重責。
新しく立ち上がった新規事業に
次々取り組む日々。
激務の中でも充実感があり、
仕事のやりがいを感じていました。
その反面、家庭を顧みる余裕は
まったくありませんでした。
内心で申し訳なさを感じながらも
単身赴任中だったこともあり、
子どものことは妻に任せっぱなし。
そんな中、中学生だった長女と
次女が相次ぎ不登校になります。
当時は「不登校の原因、
つまり”悪者探し”をしていた」
という長阿彌さんが、
カウンセラーから言われた
「まさか」の衝撃のひと言。
言われた当初は腹が立って仕方なく、
まったく受け入れられなかったその言葉。
ムカつきながらもそのことを考え、
自分に向き合ったことが
結果的に自身の生き方を
大きく見つめ直す転換点になりました。
その後、お子さんの不登校を考えるために
1996年に「お父さん研究会」
を立ち上げた長阿彌さん。
研究会の活動はその後
どんどん広がっていき、2000年に
「教育文化研究所」を設立。
現在、福岡市や地元の筑紫野市を中心に、
不登校サポートネット代表や
不登校よりそいネット実行委員長として、
行政、NPOとの協働事業や
ネットワークづくりを
進めていらっしゃいます。
「大丈夫。なんとかなりますよ」
子どもの不登校に悩む親御さんに、
講演や講座を通じて力強く
そう声をかけていらっしゃる長阿彌さんに、
ご自身とご家族の、そして
これまでの道のりをうかがいました。
インタビューの当日は長阿彌さんの地元の
マイ・マウンテン「天拝山」登山を
ご一緒させていただきました!
(なんと、先日登頂
2400回を達成されたそうです!!)
野鳥の会会員でもいらした長阿彌さんに、
山の中で出会う鳥や
植物の説明していただきながら、
春の朝の爽やかな山歩きを楽しみました。
頂上での記念撮影時は、残念ながら
雨が降ってきたのですが、その後は
不思議なほど空が晴れ渡ってきました。
1日がかりの取材にご協力いただき、
本当に感謝しております。
ありがとうございました!
雲の向こうはいつも青空Vol.10は
今年6月の発行を目指して、
インタビューを進めていきます。
どうぞお楽しみに!
金子(A)
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おはなしワクチン蓑田さんの書き下ろし小説『繭の城』
不登校・ひきこもりを題材にしたある家族の物語で、小説の形で描かれています。
固く閉ざされた少年の心のドアをそっとノックしてきた「ある人」。
彼女をめぐって静かに大きく進んでいく、家族の成長と再生の物語です。