お読みいただいた皆さんからの声(10)

事務局の金子(J)です。

先月末に発行した不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』Vol.6。
さっそく嬉しいご感想の声を頂いてます。

ご紹介します!

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温かい励ましを感じました

漫画家 棚園正一さん
著書『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』(双葉社)

読んでみたいと思ったキッカケは、今回Vol.6に掲載されている谷川明子さんの記事でした (講演会を主催してくださったりとお世話になっています)。

みなさんの言葉に沢山のことを勉強させて頂きました。

正直、自分はまだ”親”という立場ではないので、両親の気持ちは全て理解できる訳ではないと思っています。

ただ、この本に綴られているみなさんの等身大の言葉が、今まで遠くに感じていた両親の気持ちと、幼かったころの自分の気持ちをつないでくれた感じがします。自分の思い出と重なる部分も沢山あって、あのとき母や父はこんな気持ちだったのかも……と感慨深くなりました。

はじめてこの本を手に取られる方の中には、お子さんへの対応や自身の行動の「正解」が分からず、八方塞がりになって苦しんでおられる方も多いと思います。

しかし金子さんご夫妻の道のりや、経験者のみなさんのインタビュー記事を読んでいると、そんな「正解」なんてないことに改めて気づかされます。

「ずっと試行錯誤の道は続いていて、それで良いんじゃないのかな?」って横に並んで声を掛けてくれているような、そんな温かい励ましを感じました。

大人になった自分は今、不登校やひきこもりで苦しんでいる時間は過ぎましたが、学校へ行けない苦しみに関わらず、とても勇気づけられる経験談ばかりでした。

きっと、それぞれの形で幸せは続いていくんですね。

素敵なお話の数々、貴重な出会いをありがとうございました。

読めば元気が出る、深いできばえ

医師・臨床心理士 田中茂樹さん
著書『子どもを信じること』(さいはて社)『子どもがしあわせになる言葉』(ダイヤモンド社)『去られるためにそこにいる』(日本評論社)

もはや裏切ることのない連作短編集のようで、何度も胸が熱くなるし、読み進むのがもったいなく感じるのも同じことで。

洗練度もましているようにおもえるし、多様性(と呼べばいいのでしょうか?)も良い意味で広がっていると思います。

P.10で村上雅郁さんが、「こんな暗い話になると思わなかったな自分でも」と呟いておられるのがいいですね。人に聞いてもらえるから語れる、気づく、深く入っていけるところが心の中にはあるのだと思います。

今回も読めば元気が出る、とても深いできばえだと思いました。
ありがとうございました。

先入観を変えるきっかけにも

親業訓練インストラクター 村林さえさん

この冊子には「やさしさ」や「おおらかさ」「多様性」を感じるんですね。

「こうすべき」ではなくて、“こういう人のこういう生き方もあるよ”という例をたくさん見せてくれるというか。

不登校になると、私もそうだったんですけど、親はどうしても煮詰まってしまうことが多いと思うんです。

そういうとき身近に理解者がいれば一番いいんでしょうけど、身近に理解者がいなかったとしても、ここに出ている人の様々な経験とその後を読むことで、「不登校も人それぞれ」ということがスッと入ってくる。もうこの冊子自体が「理解者」になってくれるというか。

活字になっているっていうのも大きいですよね。

私自身、びーんずネットさんのインタビューを受けたとき、娘の不登校の経験は本当に「かなり前のこと」だなって感じてたんです。「そんなこともあったよね」ぐらいの。

記憶の中で薄れちゃってた気がするんですけど、やっぱり人生の様々な経験のひとつのパーツとして、親の中にも子どもの中にもしっかり埋め込まれて、根付いている。それが今に連なっていて、この先の未来にも続いている。

読み返すことで、改めてそんな気持ちにもなりました。

この冊子が不登校に対する、いろんな世の中の先入観をじわじわと変えていく――そんなきっかけにもなるんじゃないかな、とすごく思っています。

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嬉しいご感想をありがとうございます!

不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。

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https://peraichi.com/landing_pages/view/behind-the-clouds

金子(J)

Jプロフィール丸

 

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おはなしワクチン蓑田さんの書き下ろし小説『繭の城』

『もう不登校で悩まない! おはなしワクチン』『「とりあえずビール。」で、不登校を解決する』に続いて蓑田雅之さんの3冊目となる書籍です。
不登校・ひきこもりを題材にしたある家族の物語で、小説の形で描かれています。

固く閉ざされた少年の心のドアをそっとノックしてきた「ある人」。
彼女をめぐって静かに大きく進んでいく、家族の成長と再生の物語です。

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