板橋区教育委員会とスダチの連携について(続報)
「板橋区と株式会社スダチが連携、不登校支援を強化」
との先月8月15日の報道に関して、
有志で公開質問状を板橋区に提出しました。
びーんずネットも賛同者として
名前を入れさせていただきました。
この件について板橋区より下記
経緯説明がありましたので、ご報告します。
今般、板橋区教育委員会事務局において、不登校対応の一つの選択肢として、株式会社スダチから同社の事業について説明を受け、区立小学校に紹介した件に関し、多方面から御指摘を受けております。不登校対応の方針について、区民の皆様、関係機関の皆様に御不安を抱かせてしまったことについてお詫び申し上げるとともに、一連の経緯について、「板橋区教育委員会事務局の株式会社スダチとの一連の経緯と不登校対応の方針について」をまとめましたので、お知らせいたします。(詳細については以下のPDFファイルをご確認ください。)
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoikuiinkai/gakko/1053966.html
みなさまは、どのように
お感じになるでしょうか。
板橋区が
「保護者支援」を重視していることは、
とてもすばらしいことです。
そして、民間の知見を活用して、
ともに取り組んでいく姿勢も
大切なことだと思います。
ただ、それが「子どもたちの幸せ」に
つながる保護者支援なのかどうか、
ぜひ、これからさらに時間をかけて、
じっくり検討していただきたいと思います。
私たちびーんずネットは、
「まず、親が幸せになる」を掲げて、
お子さんの不登校に迷い悩む保護者の方々に
向けた活動をおこなってきました。
親御さんのつらさ、苦しさ、不安。
誰にもわかってもらえない
という孤独な気持ちに、
寄り添い、ともに考えたい。
それは、大人自身が安心して
希望をもって生きることが、
子どもたちの幸せにつながると思うからです。
子どもが学校に行く、行かないにかかわらず、
子どもが幸せに、希望をもって
日々を生きることができる。
そのことが、まず何より
大切なのではないでしょうか?
「不登校は問題行動ではない」
文科省も、そう言っているにもかかわらず、
大人が子どもが学校に行かないことを
「問題」と捉え続けているかぎり、
学校に行けない、行かない子どもたちが
安心して生きることはできません。
保護者支援の先には、
「子どもの幸せ」がある。
そのことを忘れないように、
これからもともに考え、学び、
時間をかけて語り合い、
話し合っていきましょう。
金子(A)
ブログランキングに登録しています。
応援いただけたら嬉しいです。クリックお願いします。
おはなしワクチン蓑田さんの書き下ろし小説『繭の城』
不登校・ひきこもりを題材にしたある家族の物語で、小説の形で描かれています。
固く閉ざされた少年の心のドアをそっとノックしてきた「ある人」。
彼女をめぐって静かに大きく進んでいく、家族の成長と再生の物語です。