私が「親業」で得たもの(1)親業を学ぶ前の私

私が親業を学んで得たこと1

こんにちは。
金子(A)です。

びーんずネットでは
親業訓練一般講座を
春と秋に開講しています。

「親業ってなに?聞いたことがない」
「なんだかインパクトある名前だけど、
一体なんなの?」

と思われる方も多いと思います。

親業で何を学ぶかは、
ぜひこちらのページをご覧いただくとして、

親業インストラクターの私が
なぜ親業を学ぶようになったか、

学んだことで、
何が変わり、何を得たかについて、
お話ししたいと思います。

5回シリーズの、第1回目です。

自作の忍者衣装を着て外出していた息子

息子は現在13歳。
休みともなると、
友だちとオンラインゲームに熱中していますが、

彼が小学1、2年生の頃に大好きだったのは
「忍者」でした。

きっかけは、大好きなアニメ、
忍たま乱太郎の衣装で
ハロウィンパーティーに行き、
大好評に気をよくしたことから始まったようです。

それから、外出するときはいつも
浴衣や甚平をアレンジした、
息子自作の忍者衣装を着ていました。
その格好で電車に乗ると、
乗客からは注目の的。
行く先々でも声をかけられます。

忍者が好きなの?
カッコいいね!

といわれ、
嬉々として忍者について語りだす息子。
息子の着るものへのこだわりは、
忍者に夢中になってからに
始まったことではありません。
もっと小さい頃から、
自分の気に入った服しか着ませんでした。

思い通りにならない子育ての中で

もちろん
まだ息子が何も分からない赤ちゃんの頃は、
私の趣味で可愛い子ども服を買って来ては
息子を着せ替え人形のようにして
楽しんでいました。

あら、素敵な服を来てるわね、
と人に言われると嬉しかったし、
可愛い格好の息子を
連れ歩くのが楽しかった。

思い通りにならないことばかりの子育ての中で、
自分の趣味の服を着せられることだけが、
僅かな楽しみの一つでした。

ところが、
息子が3歳になり、
幼稚園に入る頃になると、
強烈な自我が芽生え始めます。

入園前にもらった
幼稚園のジャージがいたく気に入り、
毎日朝から晩まで、
寝るときも、
いつでもどこに行く時も
そのジャージを着て行くのです。

コダワリの幼稚園ジャージ

いままでお洒落さんだった息子が、
いきなりTPO無視の、
派手なジャージ姿の幼児になってしまったことが、
私は我慢なりませんでした。
なんとか着替えさせようとする私と息子の間で
毎日激しいバトルが繰り広げられました。

しかし息子は負けない。
怒り、泣き騒ぐ。
とうとう私は根負けしました。

お洒落なカフェでの友人とのランチに、
蛍光色ジャージの息子を連れて行ったし、
新幹線にも飛行機にも乗ったし
ディズニーランドにも行きました。

けっこう便利だったのは
息子があまりにも目立つので、
人混みで見失うことなく
迷子にならない、ということ。

さらに気づいたのは、
実は、人はそんなに見ていないし
気にしてないのだということ。

そして、
息子のジャージ姿を気にしなければ、
私自身がとても楽でいられる
ということでした。

子育ては我慢。苦行だと思っていた

その頃の私は
息子との間に欲求の対立があり、
それが親業で言う
「価値観の対立」
であったことも、
その解決方法があることも
知りませんでした。

親業を知る前の私は、
子育ては我慢だ、
辛抱だと思い込んで
自分の気持ちを押さえていたし、
子育ては苦行だと思うことも度々ありました。

当時の私にとって、
子どもの行動は
受入れ難いことがあまりに多く、

私はそれを我慢して
受け入れなければならないか、

拒否して自分の意見を
子どもに押し付けたり、
怒りや無視の態度を取って
子どもとの間に亀裂を生むか、

そのどちらかでしかありませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・

次回は、
私が親業を学ぶきっかけになった
ある事件のお話しです。

<続く>

私が「親業」で得たもの(2)きっかけは「息子の手洗い行動」

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顔写真丸

 

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不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.10

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