インタビューしました!雲の向こうはいつも青空Vol.11渡部正嗣さん

不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.11の取材を進めています。

今回お話をうかがったのは、島根県隠岐島を拠点に、オンライン不登校サポート「カゼマチ」を運営している一般社団法人アナザーステージ代表、「なべさん」こと渡部正嗣さんです。

「不登校の子どもたちと保護者を支援することで、学校を変えていきたい」

そんな熱い思いと願いを持って、仲間とともに活動している渡部さんですが、かつては子どもたちを支配・操縦することが得意な「日本型のパワー教員」だったと自らを振り返ります。

転機となったのは、次女の不登校でした。

「指導力がある先生だ」と評価され、自負もしていた渡部さんにとって、我が子が不登校になるなど思いもしなかったこと。当初はまったく受け入れることができませんでした。

次女はその後、中学2年のときに単身で語学留学。それを機に、自分で決めた自分の道を歩き始めます。

不登校からの高卒認定資格取得、大学進学、そして大企業に就職ーー。学校に行かなかった娘が、自分の道を切り開いていく。その姿に、渡部さんのそれまでの教育観が「音を立てて崩れ去っていった」といいます。

「大切なことを教えてくれた娘に、恩返しがしたい」

そんな思いを胸に2023年夏、自然豊かな隠岐島の環境を活かし、「親子キャンプ」など不登校の親子をサポートする活動を始めた渡部さん。
公立中学校の校長職を務めながらの活動でしたが、その後2024年3月末で校長を辞し、起業します。

江戸時代、大阪と北海道を行き来する北前船が、風を待つために寄港していた隠岐島。

「カゼマチ」と名付けたのは、「いい風が吹き、出航できるタイミングまで、今はじっと風を待っている状態」と、不登校の子どもたちのイメージを重ね合わせたからでした。

今年の「風待ちキャンプ2025」は、2025年7月4日〜6日に開催されるそうです。
本日から申し込み開始で、定員は先着10組とのこと。
ご興味ある親子さん、ぜひ参加されてはいかがでしょう?
隠岐の島、本当にいいところですよ!

渡部さん、大切なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
また、隠岐にうかがえる日を楽しみにしています!

『雲の向こうはいつも青空』Vol.11は今年初夏の完成を目指して順次、取材を続けて行きます。
お楽しみに。

金子(A)

 

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不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.10

学校へ行かずにいると、将来どうなるの?
学校に行かなくてほんとうに大丈夫なの?

もちろん、そこに正解なんてありません。
世の中の多くのものごとと同じように。

でも、
いろんな例を見聞きし、知ることができれば、
不安を和らげるのに役立つのではないか。

そんな思いから
自らも息子の不登校を体験した親である
びーんずネットの二人が、不登校をテーマに
インタビュー事例集を作成しました。

不登校・ひきこもりを経験した人。
その保護者。
子どもたちに寄り添う人。
そして自分の学びを実践した人。

そんな七人七色の「雲と青空」を、
丹念に取材してまとめました。

雲を抜けた先には、
いつも青空が広がっている――。

ぜひ、ページを繰って、
あなた自身でそれを確かめてみてください。

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