インタビューしました!雲の向こうはいつも青空Vol.11赤野彩希さん

 

不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』Vol.11の取材を進めています。

今回お話をうかがったのは、大学院生の赤野彩希さんです。

 

小学生のころから勉強もスポーツも一生懸命がんばっていた彩希さん。
中学に上がってから、教室にいると心拍数が上がり、お腹が痛くなる症状が現れ始めます。
その原因不明の体調不良は「教室に入る前」から「家を出る前」、「朝起きたとき」となっていき、とうとう学校に行けなくなくなったのは、夏休み前のことでした。

「できれば学校に行けるようになりたい」でも体は「行けない」。

学校に行けない自分への後ろめたさや罪悪感をかかえたまま、家からまったく出られない日々が続きます。

そんな中、母親が教えてくれた神奈川県川崎市にあるフリースペース「えん」との出会いが彩希さんにとって大きな転機となりました。

「えん」では誰も私を「学校に行っていないかわいそうな子」「救ってあげなくちゃいけない子」とは見ない。
なんでもない「ただの一人の人」として見てくれる。

「えん」の人たちの軽やかで自然な反応が救いだった、と彩希さんは言います。

高校には通わず「えん」で7年過ごしたあと、「自分の“好き”を追求する場所にいたい」という思いから、彩希さんは高卒認定を取得して大学を受験。

農学部動物科学科に進学して、現在は体外で受精した胚を培養・管理する「胚培養士」を目指して、大学院で研究を続ける多忙な日々を過ごしています。

彩希さん、6月の学会発表前のお忙しい時期に、本当にありがとうございました。

彩希さんが「えん」の西野博之さんと一緒に取材されたNHKの番組「学校に行かない子が考えていること? 」も、ぜひご覧ください

『雲の向こうはいつも青空』Vol.11は今年初夏の完成を目指して順次、取材を続けて行きます。

どうぞお楽しみに。

金子(A)

 

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その著者・田中茂樹さんをゲストにお迎えしたびーんずネットのセミナー内容を書籍化した第2弾が登場しました。

「少し背中を押してあげてもいいのでしょうか?」
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など、不登校の子を持つ同じような悩みを持つ方にとって、田中先生の回答は非常に参考になるはずです。

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